[ブース紹介] デジタルツインによる工場稼働状態の可視化デモを見てきました #AWSSummit

[ブース紹介] デジタルツインによる工場稼働状態の可視化デモを見てきました #AWSSummit

Clock Icon2023.04.22

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こんにちは、CX事業本部 Delivery部の若槻です。

今回は、2023年に4月20日、21日に幕張メッセで開催された AWS Summit 2023 Tokyo で、AWS IoT TwinMaker を活用したデジタルツインによる工場稼働状態の可視化デモを見てきたので、そのレポートをお届けします。

レポート

ブースの概観です。モデルファクトリー2というブースで外観検査とデジタルツインのデモを行っていました。

ちなみに右に見切れているエッジデバイスのデモや、このブースの真裏にあるモデルファクトリーデモ1については市田さんが下記の記事で紹介しているので合わせてどうぞ。

ミニチュア工場

モデルファクトリーデモ1と同じくフィッシャーテクニック社のキットを使ったミニチュア工場となります。

クレーンがベルトコンベアーにチップを配置し、途中のゲートで色や不良品かどうかの判定が行われ、適切なスライダーにチップが配置されていきます。

システム構成

システム構成です。エッジデバイスにデプロイされた IoT Greengrass からアップロードしたデータを IoT SiteWise で収集し、IoT TwinMaker で3Dモデルにマッピングすることにより、デジタルツイン上で工場の稼働状況を可視化しています。色や不良品の判定は Amazon Lookout for Vision で行っています。

TwinMaker と Grafana ダッシュボード

IoT TwinMaker のモデルは Blender を使って1日程度で作成されたようです。(担当者の方が作成されたわけではなかったようなのでおそらくとのこと)

Garafana ボードに埋め込まれた IoT TwinMaker のデジタルツインの3Dモデルです。(写真画像は良いものが撮れていなかったので前述の市田さんの記事をお借りしました)

工場の稼働状況を表す仕組みとしては Motion indicator 機能が使われていました。

クレーン上部の円筒状のインジケーターは、クレーンの稼働状況を示しています。稼働している間は矢印がくるくる回ります。ベルトコンベアー上の矢印は、ベルトコンベアーの挙動を示しています。ベルトコンベアーが稼働している間は矢印が右側に流れ、停止している間は静止しています。

Motion indicator 機能を使うと、実際のシステム上の物体の進む向きや速度などの稼働状況を動的な矢印で簡単に表現することができます。以下の記事でも紹介していますので合わせてご覧ください。

また、3実際のシステムのチップの選り分け個数に応じて、3Dモデル側の色を変える実装もされていました。チップが0個の時は黒、2個の時は黄色、3個の時は赤色に3Dモデルの色の色が変わるようになっています。

このように3Dモデルの色を変えることでデジタルツイン上での稼働状況をより直感的に表現することができます。このような実装は、下記の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

おわりに

簡単ですが、AWS Summit 2023 Tokyo でデジタルツインによる工場稼働状態の可視化デモを見てきたので、そのレポートをお届けしました。

今回、ミニチュア工場の実物を見つつ、同時に TwinMaker の3Dモデルをダッシュボード上でぐりぐり動かしながら該当箇所の説明を受けたのですが、説明を受ける中で、「担当者が実際に工場現地に行かずともダッシュボード上の3Dモデルを見ながら確認を行うことにより、担当者同士の会話なども齟齬無くスムーズに進められるようになる」という活用イメージを持つことができたのはとても良かったです。

以上

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